好きだなあ、こんな奴

芥川賞受賞の田中慎弥
こう見えても編集長ハルは昔文学青年であった。好きな作家は三島、国民文学であれば司馬遼、その他大御所(漱石、芥川など)の純文学と呼ばれるものはたくさん読んだ。※しかしほとんど記憶に残っていないのはなぜ?!

ところが社会人になるといつの間にか本を読まなくなり、気がつけばハルの愛読書は少年マガジン連載中の漫画『はじめの一歩』だけとなってしまった。

この間、久しぶりに「まあ、たまには普通の本でも読んでみるか」と本棚にある三島の『豊饒の海』第一巻『春の雪』に手を伸ばす。

しかし読み始めていくと


まったく読めない!


読書への集中力ゼロ!


そして一章どころか一ページ読んだだけで、本を棚に戻すのであった。

とうとうハルは本を読めない体になってしまった。

理由はある―。そもそも面白いと思う本に出くわさなかった。昔読んだ直木賞の本はやっぱりおもしろい。

『高円寺純情商店街』『青春デンデケデケデケ』とかは何度か読み返すほどおもしろかったし、井上久(ハルがもっとも尊敬した作家)はいま読んでもおもしろいだろう。

しかしそれ以外の直木賞、芥川賞はあまりおもしろくなくなって、つい最近では直木賞・芥川賞なぞこれっぽっちも興味を示さなくなった。

で、今日もいつもと同じように、ネットでおもしろそうなニュースをチェックしていくと…芥川賞受賞・田中慎弥「とっとと会見を終わりましょうよ」 喜びの声なく終始不機嫌…うん、なんなのだ、この興味を引きそうな話題は…そしてその記者会見の映像をニコニコ動画で確認。


これはおもしろい!


久しぶりに文学界への興味が沸く作家の登場である。好きだなあ、こんな奴。太宰みたいなもんか。いっちょ読んでみるか。今度日本に行く人に買ってきてもらおう。本を読まないうちから、田中慎弥のファンになってしまうハルであった。


以下、ニコニコニュースより

芥川賞受賞・田中慎弥「とっとと会見を終わりましょうよ」 喜びの声なく終始不機嫌

「共喰い」で第146回芥川賞を受賞した田中慎弥さんは2012年1月17日夜、受賞発表後の記者会見に登場。受賞の喜びの声が期待されたが、予想に反してふてくされた態度で現れた田中さんは「とっとと(会見を)終わりましょうよ」「こういう(記者が大勢いる)場が好きではない」などと言い放ち、終始不機嫌な様子で受け答えをした。

 会見冒頭、受賞した今の気持ちを求められた田中さんは、「確かシャーリー・マクレーンだったと思いますが、アカデミー賞に何度も候補になって(落選し)、最後に受賞したときに『私がもらって当然だ』と言ったが、そういう感じ」と発言。過去4回芥川賞候補になりながらすべて落選したことを振り返った上で、

「ここらで断るのが礼儀ですが、私は礼儀を知らない。もし断って気の小さい選考委員が倒れたら、都政が混乱します。(選考委員のひとりである石原慎太郎)都知事閣下と東京都民各位のために、(芥川賞を)もらっといてやる」
となげやりに話すと、報道陣からは笑い声と拍手があがった。

 終始不機嫌な様子だった田中さんの奔放な発言で、報道陣に緊張が走る一幕もあったが、この様子を中継していたニコニコ生放送の視聴者には田中さんのキャラクターが大ウケ。ふてくされながら記者の質問に答える田中さんに対して、笑いを表現する「www」のコメントが多数投稿され、会場とは真逆の好意的な雰囲気で盛り上がっていた。

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