編集長ハルの気まぐれ日記

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四度目の誘惑〜考察

昨日の記事について、誤解している人がいるかもしれないので、付け加えておく。

「編集長ハルは、インドネシアの『袖の下』文化に憤っている、または呆れている。そしてそんな文化を呆れながらも、それを享受している自分を情けなく思っている」といったような誤解である。

今回の件に関しては、実はインドネシア『袖の下』文化を見直している。インドネシア文化の根幹を成す、助け合い(gotong royong)の精神が、うまく活かされているなあと感心しているのだ。

正規で免許を取得しても、そんなに料金は違わない。ほんの少しの金額をプラスするだけで、手続きを全部やってくれるのである。手続きといっても代書のみであり、どうってことはない作業であるが、それでも我々外国人にとっては、あのインドネシア語の書類をいちいち読んで、記入していかねばならないので、正直面倒な作業(一昨年体験済み)だ。また外国人だけではなく、ローカルでも少し余裕がある人は、私と同じように代行を頼んでいた。

私が感心したのは、手渡したお金を、それぞれの係りのものに1万か2万か、小分けして、書類に挟んで渡していたことである。正規の料金は、国庫に入り、余剰金に関しては、ボスに5万ルピア、各部署の人間に1万ずつといったようなシステムができているのだろう。

余裕のある人々が少し余計に払うだけで、薄給の公務員が、少し潤う。袖の下を「賄賂」と決め付けるのは、文化レベル・生活水準が一定に達した国々でいえることであり、文化背景を考慮することもせず、われわれ日本人がインドネシアを簡単に批判すべきではない。

「袖の下」とか「賄賂」とか言うから、なんだか悪いことをしているように聞こえるけど、「心づけ」とか「寸志」とか言えば、理解しやすいのではないか。

ただし「気持ちですから」とか言って、大臣に数億ルピアはらって、便宜を図ってもらうなら、それは「賄賂」になって、お縄を頂戴することになる。だから「心づけ」は、交通違反ぐらいに留めておくべきである。

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