編集長ハルの気まぐれ日記

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編集長ハル、駐車場係に罵声を浴びせられる

先日、ブロックMで食事を終えて帰宅しようとするときの話(夜10時頃)―。車のエンジンを始動、バックする。ここで駐車場係のオヤジに1000ルピアを渡す。1000ルピア札がないので、小銭(500ルピア×2枚)を渡して、そそくさと帰ろうとしたところ
「Oh, banyak sekali !(うわー、すげえ大金!)」と非常に嫌味な物言い。うん?駐車場のチップ、上がったのかな?でも、出口で駐車場料金を払うので、チップを追加する必要もないはずだ。で、無視して車を出したら、後から
「Orang miskin ya!(この貧乏人!)」と罵声を浴びせられた。

「えっ、なんで!」

ひょっとして、500ルピア硬貨が200ルピア硬貨だったのか。しかしハルの車には駐車場代として500ルピア硬貨だけをたくさん入れてあるポケットがあり、そこから間違いなく二枚つかみ彼に渡したのでそれはないはず。

ならば一体なぜ罵声を浴びせられたのか。レバラン前ということで、チップを要求されたのだろうか。

それから数日して、ハルは実験をしてみた。まったく同じところに駐車して1000ルピアをやることにした。すぐに発進はせず1000ルピア渡して様子を伺うのである。少なければ文句をいうはずで、1000ルピア追加してやればよい。そして件の駐車係を待つことにする。そこでやってきたのは、やはり先日ハルを罵った彼であり、そのときのことはまったく気付かず誘導を始めた。

そして1000ルピア札を一枚渡すと、彼の反応は

「Ya, terima kasih (すいませんねえ)」

チップは値上げされていなかった。それならなぜあのとき彼はハルを罵ったのだろう。今回と前回の違いは500ルピア硬貨×2枚と1000ルピア札一枚。ここから考えられることは

『彼にとっては500ルピア硬貨×2枚よりも1000ルピア札一枚の方が価値あり』

ということである。

インドネシアでは、500ルピア硬貨×2枚と1000ルピア札一枚が同じ価値ではない。「そんな違いなんてどうでもいいじゃん」と言うなかれ。チップで生活している彼らにとっては、大問題なのである。チップは札で渡さないといけない。コインが余っているからといって、コインでチップを払ってばかりいると
「この貧乏人!」と罵られるのである。


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