ハルは大阪出身である。大阪人の多くは、毎朝ラジオにて毎日放送の『ありがとう、 浜村淳です』を聞くのが日課となっている。インターネットの普及によって海外でも同番組を聞けるようになって久しい。「えっ!あの番組、インドネシアでも聞けるの?」ちっ、ちっ、ちっ、聞けるに決まっているじゃありませんか。時代の波に乗り遅れていますぞ。聞きたい方はこちらをどうぞ!
さて昨日その『ありがとう、浜村淳です』を聞いていた時のこと。話題は14年前の松本サリン事件であった〜オーム真理教がサリンで多くの人々を殺傷したテロ〜。あれからもう14年も経ってしまったのか。ハルはその頃インドネシアにいたのだけど、知り合いのインドネシア人から「日本には二つの宗教があるんだって?(仏教とオーム真理教)」と言われたのを覚えている。もっといっぱいあるわい!と変な宗教議論をしたような、しなかったような…。そこまでの記憶はなし。
松本サリン事件では、はじめに河野さんという方が疑われ、まるで真犯人のごとく扱われたのであるが、オーム真理教が犯行声明を出したことで、すぐに冤罪であることが立証された。河野さんにとっては、奥さまがサリンのために危篤状態となり、ここで犯人扱いされては踏んだり蹴ったりどころではない、不条理な状況に追い込まれていたのだけど、我々第三者にとってはもう14年前の昔話になってしまった。
しかし河野さんには、はじまりにしか過ぎい。というのは、奥さまはすぐ病院に運ばれたものの、意識は回復せず、この14年間ずーと寝たきり、いわいる植物人間状態であった。
そしてこの14年間、河野さんはどうしていたのかといえば、仕事の合間に講演を頼まれ(年100回ほど各地へ講演に出かけたという)、それが終われば、病院の奥さまのところへもどり、いろいろな出来事を話していたという。ときにはマッサージもしてやり、ときには励ましもしてやり、それを14年間ずーと続けてきた。
河野さんにしてみれば、「ひょっとしたら明日意識が回復するかもしれない」との思いで日々の語らい(一方通行であるけれど)をしていたのだろう。
さらに悲しいのは、植物人間状態の奥さまがときおり「河野さんの語らいに応じて涙を流した」という。
その奥さまが先日(60歳で)息を引き取られた。河野さん自身は「ようやくこれで私のサリン事件が終わりました」と語っている。
ついつい感情移入をしてしまい、この原稿を書きながらでも涙目になって、記事を書く者としては失格であるのだけど、こんな悲しい事件もあったのだとお知らせしたかった次第。
編集長ハルは「天国があるとかないとか」「神様がいるとかいないとか」あまり考えない。しかしもし神様がいるのなら、神様の粋なはからいで(河野さんはまだ御存命であるけど)あの世で仲睦まじい生活を送らせてやってほしい。
ついつい感情的になってしまい、文章が乱雑になってしまった。※ご容赦願います。
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