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ダッファーハルのコンペ

プレイ中に優勝スピーチを考えてはいけない(2)
マンブリ杯コンペ参戦記(2008.1.20)〜

第一打は右への力ないスライス球。これがひょろひょろ飛んで相変わらずの非力ショットで始まるいつもの悪いパターン。二打目がチョロで三打目がフェアウェイてんぷら、四打目も乗らず、ようやく5打にてオン。これをなんとか1パットで沈めてダボのあがり。

ここでダッファーハルはどう思ったか。実はくさったのではなく
「ふー。ダボで済んだ(よかった)」

ティーショットから始まり、ショットのほとんどがミスショットのハル。これでくさらない方がおかしい。4回ショットに失敗しているのだから、少なくとも4オーバーになってもおかしくないはず。ところがそれがダボで済んだのだから、「よかった」とプラス思考で考えるのが大人である。

とにかくワンパットで入れたのだから、これは幸先良しとせねばなるまい。そして続く11番ホールもダボのあがり。しかしダボが続くと堪える。ダボはボディーブローのようなもので、一発ぐらいならどうってことはないけど、二発、三発と続けば、非常に体力(ゴルフの場合は精神力)を消耗するのだ。

これはいつもの悪いパターンか?ところがこの日はそうではなくて、ボギー、ボギーと続き、後はボギーとダボが二個ずつとなり、前半8ホールを終えてボギー四個、ダボ四個の低いレベルではあったが、それなりに安定したスコアで、最終18番ホールがなんとパー。結局スコアは48と一応合格点の50切り。いや優勝にはほど遠いのだけど、後半43をとれば優勝争いには絡んでくるはず。

「50を切って合格点という人が43なんて出せるの?」そんな思いやりのないことを言ってはいけない。「後半も頑張って50を切るぞ!」というのは、謙虚であるように見えて、実は消極的にしか過ぎない。(うーむ、めちゃくちゃ傲慢だなあ)

先にも書いたが、コンペに出る以上、たとえそれがわずかな可能性であっても、優勝を狙うべきなのだ。

元阪神タイガースのエースピッチャー小林繁は「まず完全試合を狙う。ファーボールを出せばノーヒットノーランを狙い、ヒットを打たれれば完封を狙い、点を取られたら完投勝利を狙う」と言った。最後まで諦めない姿勢。それがまさしく一流の証明だろう。

技術は三流でも精神は一流に近づけたく、たとえ前半が48で終わろうと、優勝目指し、なんとしても43であがってやろうという意気込みだけは一流でありたい。

43で回るためには、許されるオーバー数が7、だから数字としてはボギーが7個、パーが二個の計算でいいわけだ。後半の出だしは、まずボギー。これは許される範囲である。続く二番がパー。おっと、いいぞいいぞ。三番ボギーで、四番もボギー、まだまだ許容範囲である。そして今回の最大の山場、五番のPar3ホールを迎える。

「ショートでミスらないことがスコアをまとめるコツだ」とプロゴルファーの坂田が言っていた。っここはなんとしても最悪でもボギーに抑えたいところ。気負いすることなくボールを捕らえることだけ考えて打ったハルの球は…なんと超ナイスショットで、ピンから3メートルの距離。これを一発で沈め、数ヶ月ぶりのバーディ〜〜〜〜〜〜〜!

後半四ホールを残して2オーバー。単純計算するとボギー三個、ダボが一個でもハーフ43ではないか。今日の調子からすれば、けっして奇跡的な数字ではない。同伴競技者の
魔裟斗UZUやお茶目おじさん福島氏からは、「いやあ、優勝するんじゃないの」なんて激励され、まんざらでもないダッファーハル。「そんなことを考えたら駄目になるのは過去の例からでも明らか。だから優勝なんて考えないもんね」と言いつつ、実は優勝したらどんなスピーチをしてやろうとか密かにほくそ笑んでいたのだが、問題は次の6番ホールであった。

以下次号に続く
マンブリ杯34回コンペの模様はこちら

      
ダッファーハル…ゴルフ暦〜まだ始めたばかりと言いながら既に10年を経過。ハンデキャップは12〜28の間。ベストスコア85。平均スコアは秘密。得意技〜ダフリ、ひっかけ、チョロ、てんぷら。2007年の目標は青ティーから安定して100を切ること。将来的な目標〜快晴・無風状態、白ティーからのプレイでシングルハンデを獲得。究極目標〜ハンデゼロのスクラッチプレイヤー。

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