ゴルフの神様、ダッファーハルに宿る
マガリーズコンペ参戦記(2007.3.25)〜前日、ゴルフ仲間でJPclubの常連でもあるTさんと晩飯を食う。話題は当然ゴルフのことばかり(たまに女性の話も出たけど)。Tさんはこのところ、めきめき実力をつけてきている若手(でもないか)プレイヤーで、いまのところ、ダッファーハルが目標としている実力派でもある。その彼に向かい「明日のコンペでは、絶対90を切ってやる。ハンデを20もらっているので、優勝間違いなし」と怪気炎を吐いたところ
「それじゃあ90切らなかったら、ハルさんのアイアンセット、頂きね」
「いや、それはちょっと…」と、そんないつもの馬鹿話をしていたのだった。
そしてコンペ当日の話。参加者は10名と淋しい人数であったが、最小ハンデ者のハンデは5、最多ハンデ者のハンデは23と、ハンデ18の間で優勝が争われる、実力的には非常に拮抗したコンペであった。結果として、100を叩いた者はわずかに一名、まあまあのレベルである。で、優勝はな、な、なんと久々、ダッファーハルなのである。
「げっ!あの100叩きのダッファーハルさんが優勝?!そんなにレベルの低いコンペだったの?」
と勘違いされる方がいるやもしれぬのでお断りしておくと…
ティーショットは「こすり球」、アイアンショットは「シャンク」に「ど引っ掛け」と、まったくメロメロな状態であった。この頃、ショットがよくなってきたので、「90を切る」なんて言っていたのだが、これは正直、ストレスの溜まるゴルフであった。キャディーに当たる訳にもいかず、地球をぼんぼん叩き、大地に八つ当たりばかり。「もう嫌、こんなゴルフ!」
では、なぜ優勝できたのかと言えば「超ウルトララッキーが続いた」のである。あるパー5ホールではチップインバーディーを取った。
「えっ!ハルさんって、そんなに上手い人だったの?」
違います・・・。そのホールを解説すると〜第一打はまあまあ、第二打はトップするものの、ぎりぎり林に入らず、グリーンで残り165メートル。第三打はナイスショットで、グリーン脇、ピンまで20ヤード地点だ。ハルの計算では、サンドウェッジでピン1メートル以内につけ、それを沈めてパーのつもりであった。20ヤードの距離は嫌いではない。どちらかと言えば、得意な方である。
さて気合を入れて放ったアプローチショットは、カツンと音を立て、あわやグリーン向こうのバンカーに飛び込もうかという強烈なトップ!ところがそのトップボールがピンに当たってポトッと真下に落ちて、なんとホールインしてしまうのである!
そのときハルはいかに叫んだかと言えば「あっ!(しまったという嘆きの叫びおよび落胆)入った!(驚きと歓喜の叫び)」。わずかコンマ何秒かの間に、嘆き・落胆・驚き・歓喜と四つの感情を体験するのである。
この超ウルトララッキーだけではなく、へなへなと林に飛び込んだこすり球が、そこへ行ってみれば、グリーンを狙える最短距離であったり、高く上げるつもりの球が、トップして転がり、結果的にはナイスオンになったりと、同伴競技者がただただ呆れるばかりのゴルフを転回する。
結論からいえば、スコアは45・45の90、ハンデが20でネットアンダーの堂々たる優勝なのだが、実質的には100を叩いても不思議ではないゴルフであった。
「そんなに謙遜しなくてもいいじゃないですか。運も実力のうちですよ」と仰ってくれる方がいるかもしれない。しかし同伴競技者に訊いてもらうとおそらく返ってくる答えは「(ハルさんの)優勝は、ウルトララッキーにつきます」という答えが返ってくるだろう。
というわけで、優勝を狙っていた、他の参加メンバーの方々には非常に申し訳ないことをした。たまにはこんな事だってあるのだ。今日ゴルフの神様はハルに宿っていた。
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