キャディーの涙にメロメロ③(2007.2.28) 前回はこちら
マガリーズコンペ参戦記~
日によっては同じ距離でも、グリーンが近く見えたり、遠く見えたりすることもあるので、ヤード表示がない場合は、一応キャディーへ訊くことにしている。
「25メートルです」と言う。
「えっ、25メートル?40メートルはあるように見えるけど…」
「25メートルです」
「本当?絶対40メートルはあるよ」
「25メートルです。間違いありません(Ya, Pasti)」
いくらダッファーハルがぼけっとしているとはいえ、40~50メートルの距離を25メートルには間違わない。とりあえず自分の目測を信じて40メートルぐらいの距離を打つことにする。そして打球はグリーンエッジにとまり、打った地点から歩測を開始。ハルの歩幅は約50センチ、50メートルならちょうど100歩の距離だ。
1,2,3…79、80とエッジまで80歩。そしてピンまでは90歩。ようするにエッジまで40メートル、ピンまで45メートルとダッファーハルの距離感は間違いなかったのである。
それをキャディーに伝える。まずお断りしておくが、次の台詞は決して声を荒らげて言ったものではない。どちらかといえば、諭すつもりで言った。
「ほら、40メートルあったでしょ。ちゃんと距離を答えられないとお客さんに怒られるよ」
そのキャディー、小声で「ごめんなさい(minta maaf)」
まるで怒られているかのように謝る。
「いや、謝らなくていいからさ。気を付けなきゃ駄目だよ」
またまた「ごめんなさい(minta maaf)」
「いや、そうじゃなくてね。君が困るからさ」
またまた「ごめんなさい(minta maaf)」
「そんなことを言いたいのと違うわい!」と口にこそ出さなかったが、こちらがまるで怒っているように誤解しているので、さらに諭そうとすると、だんだん涙目になってきて、またまた「ごめんなさい(minta maaf)」
これは無駄!教えようと思っても当人は怒られているだけにしか感じられない。ここは適当に取り成すしかない。
「大丈夫、大丈夫。気にせず行こう」
またまた「ごめんなさい(minta maaf)」
「・・・」(以下次号へ続く) |