このコーナーは過去アクセスの多かった記事を加筆・修正して掲載しています。


『下手の考え休むに似たり』(上)
現段階で取りあえずの結論…

「ややこしいことは考えない」

ゴルフは考えるスポーツである。だからおもしろいし、我々中年も嵌る、そして老人になっても続けることができる。集中力・精神力のスポーツだともいえる。

さてゴルフ名人・達者の教訓を思いつくだけでも並べてみると

「7番アイアン三回で届く距離だ。無理してドライバーなど持つ必要はない」
「三ホールごとに目標を決める」
「最後の三ホールに気合を入れる」
「パターは集中力がすべて」
「スタートホールを叩いたぐらいで諦めない」
「1番のティーショットは7分目の力で打て」
「グリーン周りからは、まず転がせられるか考える」

・・・・・・

ええい、うるさい!


ハルなんぞ、考えすぎて、もう頭の中はクタクタなのだ。ストレス発散の意味もあり、ゴルフをしているのだけど、かえって逆効果ではないか。

ハルは、ゴルフ名人やゴルフ本から
「40ヤードや50ヤードの中途半端な距離を残すより、100ヤードきっちり残した方がいい」を教わった。

しかし、それは100ヤードきっちり運べる人の話だ。素人考えでは、少しでもグリーンに近い方がいいので、できるだけグリーン近くにもっていきたいと思うのは人情である。

たとえば、ドライバーの飛距離が230ヤードの人(ハルのこと)が残り240ヤードなら何を持つだろうか。100ヤードきっちり残したいのであれば、6~7番アイアンぐらいが妥当である。で、残り100ヤードをピッチングか9番あたりで、ぴたっと寄せて1パットまたは2パットで上がるというもの。

これは届きもしない残り230ヤードを「少しでも寄せよう」と欲張り、大きいウッドを使い自滅、たとえ上手くいったとしても残り40~60ヤードと中途半端な距離が残る。それだったら初めからアイアン・アイアンと計算していく方が失敗が少ないということなのだが…

果たしてそんなにうまくいくものなのか。

(以下、次号に続く)


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