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ここでジャゴラウィのシングルハンデ、ゴルフ講釈師IT氏に「ルーティーン」について尋ねてみる。やはり彼もルーティーンは意識しており「まず狙いどころを決めたら、狙いどころは関係のない方向で一度素振り。それからスタンスを決めて狙いどころを確認、そして数回ワッグルをした後は、何も考えず一挙に振りぬくだけ」ということであった。
IT氏はさらにハルのルーティーンも解説してくれた。「ハルさんはねえ、まずこうでしょ。それからこうでしょ。それからこうするんだよね」
よく観察してるなあ。さらに続けてIT氏
「でもねえ、ハルさん。ハルさんの欠点は、いつも同じルーティーンができていないことなんだ。ミスショットよくするでしょ。その後あせってまた同じようなミスを繰り返すじゃない。そんなときのルーティーンってばらばらなんだよ」
そう言われて、はたと気づいたハル。そうだ。だいたいハルが失敗したときは、「あれ、なんでこんなミスショットが出るの。それだったら今度は素振りなしでやってみよう」とか「じゃあ、今度は横振りに振って」なんていろいろ試しながらやって失敗するパターンが多い。
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