「欧米人が使うパターを日本人が使えば長いにきまっている。よって日本人は体型に合わせた短尺パットを使うべきだ」とは随分以前から言われていること。だからアメリカモデル(34・35インチ)が多いジャカルタでは、平均的日本人の体型を考えれば、どうしても長いと言わざるを得ない。
そこでダッファーハルは35インチのパターを32インチにして使っていたのだが、これがポンポン入りだして、やっぱり短く切ったのは正解だったなあとニンマリしていた。そこへ友人のミスターX(ハンデ3)が現れて
「ところがねえ。これがまたしばらくすると入らなくなるんだよ」と不吉なことを言う。
ふん、ふん、ふ~んだ。このパターさえあれば無敵。トータルで平均30パット、悪くても36パットで収まるはず。今後オリンピックでも大負けすることはあるまい。
実際よく入るようになった。平均32パット、悪くても36パットで収まるようになり、ショットの悪い分、なんとかパットで持ちこたえるといったところだ。
ところがところが、前回およびその前のゴルフで、どうも様子が違ってきた。入らないのである。特に2メートルぐらいのパットがまったく入らない。2メートルはプロでも難しいとはよく言われること。しかしそれにしても入らない。ついこの間までのパットが嘘のよう。
(次号に続く)
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