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恐怖の味噌汁(後)
 
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「豆腐とネギだけで十分なのに、キノコまで入れるなんてサービスが良すぎる。ハルはキノコが嫌いなのだ」 とキノコには目もくれず、味噌汁をすする。ちょっと塩気が足りない。「まあ味噌汁の味まで期待してはいけないかな」とさらにもう一口味噌汁をすする。半分ぐらい味噌汁を食べた後、やっぱり塩気が足りないなあと箸を置いた。

そして、いつものように同伴競技者達とゴルフ談義を楽しんでいたところ、残した味噌汁に目がいく…。うん?・・・さきほど食べ残したキノコが「もわ~」と浮かんでいるではないか。そこでふと気が付いたダッファーハル。「こ、これは、ひょっとして、キノコではなく、あ、あの忌まわしい○○○○ではないか!?」

で、おそるおそるその茶色い塊を箸で摘んでみる。「……」。やはりゴキブリであった。正真正銘のゴキブリであった。「塩気が足りないなあ」とか「キノコのサービスなんて必要ないのに」とか以前の問題である。ダッファーハルは、このゴキブリ入り味噌汁を半分ほど食べてしまったのである。

あまりにも気持ち悪くなり、思わず吐きそうになったほど。しかし友人達が楽しく談笑し、まだ食事中であったため、ゴキブリ入り味噌汁の件はダッファーハルだけの問題に留めておくことにした。

味噌汁を食べるときは具に気をつけよう。



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