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ルーティーンの大切さ、身をもって知る(1)
先日、NHKで各界の一流スポーツ選手にインタビュー、「いかにルーティーンが大切か」を問うのであった。

ルーティーンとは、辞書で引っ張れば『日常の決まりきった仕事』と何だか意味不明なことばであるが、まあ簡単に言うと何か始める前の、意識しない決まりきった手順ということになる。

「よけい、わからん!全然簡単になってないではないか」とお怒りの読者に具体的な例を挙げると―

ミスタータイガースと呼ばれた掛布選手(古い例で申し訳ない)、彼はよくファンや芸能人からバッティングの物真似をされた。バッターボックスに入る前から、毎回同じ仕草で同じ素振りを繰り返す。

あまりにもパターンとなっているので、非常に物真似しやすい。これは掛布に限ったことではなく、他の野球選手やスポーツ選手のほとんどがいつも同じような作業(習慣、癖といっていい)を繰り返し本番に臨んでいる。

こういう本番前の決まりきった一連の作業を『ルーティーン』というわけだ。で、このルーティーンは、一流の選手だけそうやっているのかと思えば、これがそうではなくて、一般のゴルフ達者のみならず、我々ダッファーでさえ、そんなルーティーンをしているのである。

(以下、次号へ)


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