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ハル、アッキーナの陽動作戦に乗せられる(5)
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そして数ホール、このナナメッティーを使ってみたが、ナイスショットの回数ゼロ!
こんなティー使ってられるか!と自分の下手さをティーのせいにしてプレイに臨むも、一旦リズムを崩すと前半のゴルフはばらばら…セカンドチョロ、アプローチ寄らず、OB、ハザードの連発、グリーンでは3パット続出…!ハーフ58にて前半を終了する。
なぜ!?
気を取り直して後半へ。
まあ気にすることはない。前半はいつも練習なのだ。後半×2がハルの実力と皆に喧伝している。※それに比して、前半が調子がよくて後半の調子がわるいときは、前半×2がハルの実力で、後半はただの調整と言っているのだけど。
前半に金輪際使うか!と思ったナナメッティーをふたたび使ってみることに。なぜかこのティーに魅かれるのだ。やはりUSSエンタープライズ号みたいだからだろうか。
前半の3ホールのスコアをオーバー数で書いてみる。
3,4,3…
後半は
2,3,2…
で、いずれも1打ずつ前半よりはスコアがよくなった。このままの調子でいけば後半のスコアは49となる計算で、プロでもオーバーを叩く可能性のあるジャゴの青ティーで、トップアマ・プロ・シングル相手に大善戦したと言えよう。
しかし後半4ホール目以降、頭がぼーとしてきて、コースを歩くのがしんどくなってきた。距離的には先週回ったリドと変わらないのに、なぜこんなに疲労困憊してくるのか?
アッキーナさんも、土山プロも、ゴルフ講釈氏Iさんもハルを置いてきぼりにして、さっささっさと歩いていく。ジャゴラウィの男キャディーもさっささっさと歩き、ここでハルの女房がいれば
「ねえ、今日はみんな給料日なの?給料ほしくて早歩きしてるんでしょ!」って怒るのだ。
大阪の繁華街を歩く集団に、一人インドネシア人が混じったような感じになってきた。
それにしても暑い。なぜ?
おかしいなあ。リドのときはここまで疲れなかった。しかしよ~~~~く考えてみると
リドは山の上の高地であり涼しくて…さらにカートに乗ってプレイしていたことを思い出した。よって疲労の度合いが違うのは当然であった。
足元おぼつかず、体はふらふらして、キャディーから「トゥアン、大丈夫か?」と心配される始末。ええい、心は折れてないわい~とは強がってみるものの、疲労は限界に達し、途中でスコアを付け忘れては、それ以降数えることもせず、ゴルフ場をただただ彷徨した。
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