ダッファーハルのゴルフ日誌
宿命の対決、第二章始まる(中)
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古い話になった。もう遠い過去のような気がする。あの頃が懐かしい。そんな感慨を抱くハル爺。このまま静かにゴルフ余生を送ろうか。

しかしそんな爺の前にひとりの若者が立ちふさがったのである。

「ハルさん、父がお世話になりました。いや母もお世話になりました。そこでぜひお手合わせ願いたいのですが…。老いるのはまだ早いでしょう」

こ、これは、ハルの宿敵アッキーナの息子、オッキーナではないか。既にジャゴラウィのクラチャンとなり数々のコンペでベストグロス、年老いたハルにいまさら何の用なのだ。父の仇討でもしようということか。

よろしい、返り討ちに遭っても恨みませぬよう。

で、いきなり勝負が始まるのであった。

場所は、ジャバベカ。立会人は久しぶり登場のゴルフ講釈師Iさん。

勝負の方法~

両者とも白ティー使用、18ホールのマッチプレイ。よって飛距離のハンデなし。ホールごとの打数ハンデもなし。完全なスクラッチ勝負。

ただしハルの使用クラブは規定どおり14本。オッキーナは5I,7I,9I,P,S,パターの6本のみ。

勝敗の決定~
18ホール中、1ホールでもハルが取ればハルの勝ち。

ついでに言い訳しておくと、ハルは大ケガ後、二カ月ぶりのゴルフであり、この二か月間ボールを打ってない。※素振りはしていました。

(次号に続く)