レッスン奮闘記『グリップ編』(後)
で、なぜゴルフにならないかと言えば、正しいグリップに古い悪癖のついたスイングが噛み合わないからであって、この古い悪癖を直す間は、当分スコアには目をつぶらないといけない。これを「ええーい、もうええわい!」と自棄を起こさず、いつかは美しいスイングを…と我慢してゴルフをしていけば、きっといつかは報われるに違いない。
先日、やはり前半のハーフで60を叩いたあと、自棄を起こしたダッファーハル。「もう考えるのやめた!」と何も考えず目一杯まんぶりティーショットを繰り返したら、後半のスコアは49であった。そうだ、考えすぎてはいけない。練習も満足にせず、本番でグリップはこうで、スタンスはこうで、始動はこんな感じで…なんてやっているもんだから、訳のわからん状態になって、えい!やあ!でボールを打つとこれがとんでもないショットになって、いくらなんでも酷すぎる。
そうだ。もう二回もレッスンを受けたのだ。少しぐらいは血肉になっているはず。考え過ぎて、できるものもできなかったのでは。と都合のいいよう自分を分析する。
そして三度目のレッスン。土山プロの前で、一週間ぶりのスイング。少し左引っ掛け気味だけど、まあ悪い当たりではなかたのだが、土山プロ、ひとこと。
「元のグリップに戻ってますね」
「・・・・・・」
土山プロの話によると―。
「考えながらゴルフをした方がよい。考えないと結局古いスイングに戻ってしまう。それにスコアも気にしないといけない」のだそうだ。
だから、ハルのように、「もうええわい!」と自棄を起こしても駄目だし、「いまはスコアに目をつぶって」なんて悠長に構えていても駄目なのだ。
またしても基本からやり直しのダッファーハル。さあダッファーハルの明日はどっちだ。
~レッスン奮闘記『グリップ編』(終)
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