インドネシアジャカルタのアマチュアゴルフ日記です

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ゴルフ仲間の訃報

編集長ハルの古い友人で(いや友人というよりは社会人としての大先輩であった)、某大手ディーゼル機械メーカーのエンジニアであるSさんの訃報が届いたのは数週間前だった。

豪快な人であった。飲みっぷりもゴルフも毎回全開で飛ばし、酔っ払っては飛距離の出ないハルに「何、やっとんねん、お前、わっかいのに(
若いのに)。俺、見てみいよ。もう60になるけど、お前より50ヤードは飛ばすでえ」と関西弁でまくしたてられた。

Sさんとはもう8年来の付き合いで(といってもゴルフだけなのだけど)、つい半年ほど前、五右衛門でお会いしたときは(仕事の都合でハルの主催するJPclubコンペをドタキャンしたことに)
「前回はごめんな。急に仕事入ってもうてなあ。今度は絶対出るさかいに。仕事入れへんかったらな。はっ、はっ、はっ」

それからそのときはゴルフの話だけではなく、処世訓やら人生訓を聞かせて頂き、「この人はゴルフだけではなく、人生の大先輩でもある!」とその人物の大きさに感服した。

そしてそれっきりSさんとは会えずじまいで、あれが今生の別れになってしまった。2月にJPclubコンペを開くので、そのお誘いに携帯へ何度となく連絡を、また2月以降も月に一、二度連絡を入れたのだが、呼び出し音が明らかに日本であり、「まだ日本にいるのか。結構(一時帰国が)長いなあ」と忘れかけてきた頃、知り合いからSさんの訃報が届いたのだった。

肺癌であるという。64歳であった。エンジニアとして現場に随時いることで、アスベストをかなり吸っていたのではないかーという話だ。そういえば、年末五右衛門でお会いしたときにゴホ、ゴホと変な咳をしていた。近い人には「もう駄目かもしれん」と漏らしていたそうだ。

Sさんとはゴルフや居酒屋で語り合う程度の付き合いで(ハルの方が一方的に聞き役であったのだけど)、特に深い付き合いではなかった。仕事やプライベートで師事するなんてこともなかったが、それでもゴルフを通じて彼に出会い、彼の人物を知り、そして彼に一目置いていた事実はあり、もう二度と(彼と)ゴルフをすることはないのだなあと淋しく物思いにふけっている。

ジャゴラウィのメンバーであり、ダッファーハルを始めてジャゴラウィに連れて行ってくれたのもSさんであった。その日は雨が途中から降ってきてハーフでゴルフは中断した。そのときの彼のやさしい台詞が妙に印象に残っている。ハーフしか回っていないのだけど
「今日は、(キャディーに)チップよけいにやろか。(雨にぬれて)かわいそうやもんなあ」と一ラウンド回るより、チップを余計にやっていた。まさしく『ゴルフは人なり』である。

言っては栓のないことだが、せめてもう一度彼と回りたかったというのが、正直な気持ちだ。だから「素晴らしい人と巡り合ったなら、そしてゴルフをする機会があれば、絶対その機会を逃してはいけない」

居酒屋で飯を食ったとか、カラオケで歌ったなんて記憶はほとんど薄れていく。不思議なもので、ゴルフをいっしょに回った記憶はあまり薄れない。改めてゴルフの素晴らしさを認識するSさんの訃報であった。Sさんのご冥福を心よりお祈りしたい。

ダッファーハルのゴルフ日誌

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