ゴルフショップ繁盛記  
ゴルフ場ではゴルフをしたい

開店当初は「いつ潰れるのやら」「やっていけるのか」と第三者だけではなく、経営者の店長ハル自身も訝っていたけど、開店から既に五年以上も経過し、いまではそこそこに認知されるようになって、われながら「よくもったなあ」と感心しているのだ。今回より回想の意味もあり、過去のゴルフショップ繁盛記を加筆修正して改めてJPgolfを紹介したい。

先日、用事でゴルフ場に足を運ぶ。好天で絶好のゴルフ日和、店長ハルは、と言えば、ゴルファーらしき格好(ポロシャツにスラックス)をしているが、ゴルフバッグではなく、事務用かばんをもってゴルフ場に参上。

なんで、ゴルフ場に事務用かばんを持っていくかと言うと、JPgolfで会員権売買の仲介をしているからで、依頼主に代わり、会員権の譲渡書類や名義変更料を持参したから。

名義変更は、そんなに難しい厄介な作業ではない。ゴルフ場へ行って申請書類をもらい、当事者(売り手と買い手)がそれぞれ書類を記入・サイン、お金を支払って終わりである。

しかし厄介な作業ではないといっても「譲渡書には必ず、materai(印紙)添付の上、サインが必要である」とか「法人会員の場合はAKTA(会社の登記書類)のコピーが必要である」とか言われるので、最初はゴルフ場の会員権担当者によく話を聞く事が大事である。ただし聞いたとおり、完璧にやったとしても、向こうの方に、(しょっちゅう)言い忘れがあって、相手のサインをもらってゴルフ場に持参したら

「materai(印紙)が貼っていないと受け付けられない」
「そんなことは、この間、言わなかったじゃないか」
「すいません。でも規則なんです」

と不毛な会話をした上、結局もう一度売主のところへ行ってサインをもらわないといけない、二度手間となる。だから忙しい人にとっては、正直面倒くさい仕事になるかもしれない。

ここで気を付けなければいけないのは、年会費未納の不良会員権を掴まされることだろう。譲渡書類にサインをもらって会員権を買ったはいいが、ゴルフ場に問い合わせてみたら

「年会費がまったく払われていないので、未払い分を払ってもらわない限り、その会員権は使えない」

と言われることがある。こうなったら悲惨である。会員権を買う前は、その人が顔見知りでもない限り、会員権番号を確かめた上で、ゴルフ場に問い合わせるべきである。

さて表題の「ゴルフ場ではゴルフをしたい」。

今回ただの仕事でゴルフ場に出かけたものだが、ゴルフがしたくてしたくてたまらなかった。この頃忙しくてゴルフをしていないこともあり、ボールを打ち興じている人々を見て、本当に羨ましかった。やはりゴルフ場へはゴルフをしに行くべきである。

ゴルフをできる人々は幸せである。したくてもしたくても各種事情でできない人は一杯いる。ゴルフができる幸せを感謝しよう。少々スコアが悪くても、OBを連発しても、3パットしても怒ってはいけないのだ。


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