会員権を買う理由(後)

開店当初は「いつ潰れるのやら」「やっていけるのか」と第三者だけではなく、経営者の店長ハル自身も訝っていたけど、開店から既に五年以上も経過し、いまではそこそこに認知されるようになって、われながら「よくもったなあ」と感心しているのだ。今回より回想の意味もあり、過去のゴルフショップ繁盛記を加筆修正して改めてJPgolfを紹介したい。

マスターズの開かれるオーガスタの営業期間はマスターズ終了後の半年間で、それからの半年間はマスターズのために整備されるのでクローズされる。そんなゴルフ場経営でもやっていけるのは、金持ちのメンバーがオーガスタを維持したいため、会費を納めているからである。数年前PGAチャンピオンシップが開かれた時日本のゴルフ協会関係者の方の話として

「オーガスタでもプレイできます。ただしメンバーの方に最低でも100万円から200万円をお礼として渡さないといけません。そしてメンバーはそのお金を懐に入れるのではなく、そのままゴルフ場に寄付します」

ちなみにアメリカコカコーラ本社会長がメンバーだったりするので、年会費がいくらかなんてケチなことを言う人はいない。

インドネシアでは、1990年代に始まったゴルフ場建設ラッシュで会員権が当時のお金で400万円とか500万円した。バブルまっさかりの頃であり、日系企業は率先してゴルフ場会員権を買いまくった。しかし「ゴルフ場経営は儲からない」のであるからそれを投資目的で買うのは馬鹿げている。※儲からない会社に投資する人います?

ゴルフ場会員権は「いま買って何年か先に売れば儲かる」と邪な考えで買うべきではない。

おそらく「このゴルフ場を維持したいので、喜んで会費を払う」人はインドネシアにいないだろう。だからインドネシアで会員権を買うには〜自分のポケットマネーで許せる範囲で、同一ゴルフ場に二回以上行くならゴルフ会員権を買った方が安上がり。あるいは会員権を持っているとクラブ選手権にも出場できるし、オフィシャルHCPがもらえる〜それらの理由で買うのがよかろう。


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