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誰か、いい娘いませんかね?※ポン引きではありません。 |
JPgolfへ御来店されたことがある人ならご存知と思うが、当店には二人の看板娘がいる。というかそれ以外にスタッフのいない超ミニマム企業だ。社長は女房で監査役(コミサリスといいます)に女房のねえちゃんもいるのだけど、この二人は何にもしていないので、看板娘二人とハルの三人で運営している。
そのうちの一人が三カ月ほど出産休暇を取ることになったときの話。
暇とはいえ、もとい、あまり忙しくない店とはいえ、年中無休体制で運営しているので、最低三人いないとシフトが取れない。
女房に手伝わせばよさそうなものだけど、ハルと大喧嘩することは目に見えている。実際過去手伝わせたのだけど怒ってばかりで仕事にならなかった。ハルが怒るとその倍で怒り返すのだ。こんな非効率な従業員はいらない。
というわけで、求人開始。いろいろな伝手を頼りに探すものの、やりたいという人が見つからない。
給料は決して安くない。高くもないけど、マクドナルドやスーパーマーケットの売り子よりはずっといいはずだ。
あまりにも見つからないので「新聞で探そうか」と二人のスタッフに相談したら「ハルさん、それはやめた方がいい。あまりいい人が見つからない」と言う。そうかなあ。まあ二人がそう言うのだから、彼女たちに任せている。
で、一人、知り合いの知り合いを見つけてきた。しかし田舎から呼んできたというその応募者は、どうみても田舎者で(お手伝いさんレベルなのだ)、インタビューしても、ほとんどしゃべることができず面接のみで却下。
そしてまた違う応募者がやってきて、こちらは愛想がよく、またジャカルタ市内に住んでおり、以前はクリーニング屋で一年半ほど勤めた社会経験もあって、まあこの娘(21歳なのだ)でいいか。
「いつから来れるの?」
「明日からでも来れます」
さっそく明日から来てもらったら、初日、いくら待っても彼女は来なかった。
で、昼過ぎに電話すると
「そちらへ向かっていますが、道がわからなくなりました」
「・・・・・・」
あんた、ジャカルタ市内に住んでいるのじゃないの?
まあ、一日ぐらいのポカは良かろう。※普通は却下ですけどね。ハルは寛容なのだ。
そして二日目、この日は何事もなくやってきて、普通にニコニコしながら仕事をしていた。
しかし三日目、彼女はやってこず、他の二人に訊いたところ
「連絡はまったくありません。もう来ないと思います」
「・・・・・・」
だったらなぜ応募してきたのだろう。
うーん、困った。困った。
誰か、いい娘いませんかね? ポン引きみたいやな…。
追記〜もう今は間に合っています。 |
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