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  ゴルフショップ繁盛記


「古いクラブは売れるか」(2006.8.15)

『これ、売れますかねえ?』と、ぼちぼちお客さんが増えてきた。(といっても、繁盛しているわけではないが)

お客さんにとっては、いままでゴルフクラブなんて売ったことのない人の方が多いので、御自身で判断がつかない様子。

で、見てみると、さすがにこれは売れないとすぐさま判断できるクラブを挙げてみる。

10年以上前のモデル。
ウィルソンやマルマンの安売りセット。

「初心者には、ちょうどいいのではないか」とそれらを持ち込むお客様がいらっしゃる。もちろん、初心者にとっては、練習用にちょうどいいかもしれない。

程度がよければ(捨て値で)売れる可能性もあることはある。しかし現実的にこれらは売れない。なぜか―。初心者の方は、既にこれらのクラブを諸先輩の方から譲り受けているのだ。ご自身がゴルフを始めたときのことを考えればいい。

いきなり新品は買っただろうか(そんな人もいるけど)。かと言って中古ショップへ行ったかといえばそうではなくて、一番多いのは―ゴルフ好きの人から『タダでもらう』である。

私自身もゴルフを始めるとき、友人から古いクラブをタダでもらった。そのときは「タダではなんだから」といって、100ドル払った記憶がある。知人は(お金は)要らないと言ったが、こちらもタダでもらうのは気が引けて、無理矢理100ドルを渡した。

いま、この仕事をしていて思うが、そのときの友人の気持ちがよくわかる。その友人(既に何セットも持っていた)にとっては、本当に要らないクラブだったのだ。置いていても邪魔なクラブだった。粗大ゴミだとわかっていても、なかなか捨てれないのがゴルフクラブ。いずれはスクラップになる運命であっても、ただ捨てるには忍びない。思い出もたくさん詰まっている。だから、ゴルフを始める人がいれば、これは、彼にとって非常に嬉しいことなのだ。(古いクラブは)もらってもらえると非常に嬉しいのである。

そんな訳で、上記した『10年以上前のモデル、ウィルソンやマルマンの安売りセット』などは、残念ながら売れない。もし本帰国が決まり、そんなクラブを処理したいと思うのであれば、「これはボーナスだよ」と言って、運転手にあげよう。彼にとっては家宝となるかもしれない。

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