にぎり
お寿司のにぎりではありません。お遊びの賭けゴルフをいいます。だいたいの相場ですが、平均的駐在員クラスなら、負けて数万ルピア(数百円)といったところでしょうか。賭けパターンは、ハーフごとの合計・およびトータルの合計で競うもの(これを『縦』といいます)、ホールごとの勝ち負けで競うもの(これを『横』といいます)、とさまざまです。ダッファーハルがよく参加する握りは、たいがい『横』の握りです。ビギナーやハルのようなダッファーは、大たたきすることが多いので、上級者とにぎる時には、ホールごとの『横』がいいでしょう。
まずゲームの前に3・3・4とか5・5・10とかレート(1=1万ルピア)を決めます。これは前半・後半・トータルのそれぞれをスコア勝ちしたときに得られる金額です。たとえば
前半のスコア Aさん45、Bさん48
後半のスコア Aさん43、Bさん42
トータルスコア Aさん88、Bさん90
だとします。前半はAさんの勝ち、後半はBさんの勝ち、トータルではAさんの勝ちになります。3・3・4でこれを計算すると、前半はAさんの3万ルピア勝ち、後半はBさんの3万ルピア勝ち、トータルはAさんの4万ルピア勝ちとなり、これらを相殺すると、Aさんの4万ルピア勝ちとなります。
ダッファーハルは滅法賭けに弱く、ゴルフも最弱なので、しょっちゅうこの賭けに負けます。おまけに貧乏なので、レートの高い賭けには参加しません(できません)。2・2・2がもっとも多いかも(全部負けても6万ルピア!〜500円ぐらいか)。ただし、三人相手に賭けを行うと、さらにはコンペなどで、大人数を相手に賭けを行うと『塵も積もれば山』になり、結構な散財となるので注意が必要です。『賭けなくても十分おもしろいのになぜ賭けるんだろう』というのがダッファーハルの持論です。しかし、小さな賭けならプレイ後のお楽しみにもなり、昼飯分ぐらいの勝ち負けは庶民的でいいと思います。
中には、一回の勝ち負けで数百万ルピアが動く人達もいますが、ダッファーハルとはまったく別世界のゴルファーであると思っているので、残念ながらそれらの人達と握る機会はありません。次回はもっともポピュラーである、オリンピックについて触れます。
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