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ハル、まさかこんな展開になろうとは…(その6)

スタートホールのジャスミン1番でいきなり10と大叩きしたハル。まあ叩いてしまったものは仕方ない。ショットは悪くなかったのだ。ショートゲームの失敗は、プロと回る『緊張の表れ』だろう。気に病む必要はない。

そのまま二番ティーへ向かう。その二番ティーでの話―

船渡川プロ
「まあスイングができているのはYさんかな。(ハルを指して)お前のがスイングが一番酷いね。よっしゃ、今日の生贄(いけにえ)はお前だな」

同伴競技者のOさん、Yさんともシングルなのだ。ハルができていないのはわかる。でも生贄ってどういう意味?

船渡川プロ、続けてハルに向かい―
「ほらトップの位置、作ってみろ」

言われたとおり、スイングトップの形で体をとめる。
「左肘を伸ばすな。そんなに伸ばしたら肩が入んないだろう!」

えっ!?ハルの欠点は、無理に肩を回そうとして、スイングトップで、腕(左肘)だけを回しており、実際は、肩が回っていないことであった。その矯正で左肘を伸ばしていたのだが…。それにプロのほとんどが肘は真っ直ぐに伸ばしているではないか。※トップでは若干緩みます。

「ほら、こうやって肘を曲げてみろよ。そうすりゃ、肩も回るだろう」

ハルの拙い説明だけではわかりにくいのでちょっと補足すると―。野球の打席に立ったときの構えをイメージしてもらえばいいかもしれない。左肘を伸ばして構えているバッターなんていないだろう。

ハルがそのカッコウを真似てみる。

「そうだ。それで肩を回してみろ。ほら、ちゃんと肩回るだろう!」

確かにその通り、綺麗に肩は入るのだけど…

(その7へ続く)

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